Reading For Pleasure

読書日記、ときどき食日記

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灰色の密命、宿命の地 〜1919年三部作 / ロバート・ゴダード 

ゴダードの"スパイ小説"と銘打たれた「1919年三部作」
「謀略の都」を読んだ後、一気に行こうと思っていたので、第三弾が発売されるのを待っていたのだ。

  

      

で、読み終えたのだが、なんと言っていいのやら…
二日で一気に4冊読めるくらいなので、面白くないわけではない。

けれども、これはやはり「スパイ小説」というよりも、「カッコいいマックスの物語」というほうがふさわしい。

私は嫌いではないが、読書会なんてやろうものならボロクソだろうなぁ…(笑)
こんな長い小説は絶対に課題本に選ばれることはないので安泰だけども。


スペンサーも出来過ぎ感満載だが、マックスも同じ。
でも、女性受けするのは間違いなくマックス。
よほどのマニアでもないかぎり、恋人に夢中の中年の私立探偵より、28歳のカッコイイ英国貴族でパイロットのマックスのほうがいいに決まっていると思う。特に小説の主人公としてみるならば。


そのマックスの何が問題かといえば、、、、
とにかく、強運すぎるのだ(笑)

主人公なので、簡単に殺されたり半身不随になったりすると、ストーリーに支障をきたすのはわかってはいるのだけど、それにしてもラッキーすぎる…
「宿命の地」あたりになると、慣れてしまい逆に安定感さえあった(笑)


でも、なんだかんだ、私はゴダードファンなので、、、
ま、こういうのもアリかな・・・?

完結編といいつつ、完結していなくても許す。

それに、ゴダードでなければ、
いまどき電子版のない本など絶対に買いません。

category: ミステリ/エンタメ(海外)

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tag: 文庫  英国 
2017/05/23 Tue. 15:56 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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眠る狼 / グレン・エリック・ハミルトン  

先日の「ゴッドウルフ読書会」で、面白かったよね〜!と一部盛り上がった作品。
GW前半(デブ活中)に読んだこの小説は、エドガー処女長編賞こそ逃したものの、アンソニー賞、マカヴィティ賞、ストランド・マガジン批評家賞最優秀新人賞の三つの新人賞に輝いた。

いわゆる一人称語りの硬派モノであるが、健全すぎるスペンサーとは違って、主人公バン・ショウは影のある謎多き一匹狼。原題は「Past Crime」なのに、どうして「眠る狼」にしたのかと思ったが、一匹狼からきているのかな?

glen-erik-hamilton-on-the-ferry-to-bainbridge-island.jpg 

陸軍レンジャー隊員のバン・ショウは、祖父のドノから、「家に帰ってきてほしい。できることなら」という手紙を受け取る。頑迷固陋な祖父らしからぬ気弱な言葉に、不安を覚えたバンは、負傷治療中のこともあり休暇をとって10年ぶりにシアトルへ戻ることにする。
祖父のドノは、重罪犯が送られるマクニール島で服役したこともある筋金入りのプロの泥棒だ。シングルマザーの母を幼くして亡くしたバンは、そんな祖父に犯罪のイロハを仕込まれ、ともに様々な窃盗に手を染め育った。しかし彼は18歳になったときに、突如として故郷を捨てて陸軍入る。以来、一度たりともシアトルへ戻ることはなかった。
祖父の家に到着したバンは、頭部を撃たれ、瀕死の重傷の祖父を発見する。
祖父は誰に撃たれたのか、なぜ、撃たれなければならなかったのか…
バンはかつての祖父の仕事仲間に協力を仰ぐが…

San-Juan-Islands.jpg 


物語も現在と過去の謎を織り交ぜた複雑なつくり。現在の「俺」と過去の少年時代の「僕」の語りがいい。
あらすじから予想される以上の盛り上がりと広がりがあるので、これだけ判断するのはかなりもったいない。

いわゆるインタビュー小説(主人公がいろいろ聞きまわることで謎が解明するというスタイル)だが、「ザ・定型」ではない。「過去」が混ぜこまれ、伏線の張り方も洗練されている。
アクション、ハイテク戦、カーチェイスとてんこ盛りな派手さながら、全体的にはウェットで内省的な雰囲気が強く漂う。この静けさと派手さのバランスも好みだった。
訳者の方も指摘されているとおり、雨が多いシアトルの光景もこの雰囲気づくりに貢献していると思う。
シアトルとボストンで違う街だし、小説の毛色も異なるが、デニス・ルヘインが好きな方は、この雰囲気もお好きなのではないだろうか。
そういえば、ルヘイン原作の「夜に生きる」は5月20日から公開だ。

これから梅雨に向かうが、いっそその雰囲気に浸りたいという方にもおすすめ。雨を陰鬱だと嫌っても梅雨はなくなりはしない。

著者のグレン・エリック・ハミルトンは本書がデビュー作らしいが、「ゴッドウルフの行方 」と比べると、時の流れを意識してしまう。

ところで、このバン・ショウを主人公にした物語は、3冊目の出版をこの夏に控えているそうだ。
彼にはまだまだ「ある」のだから、著者としてはそれをいかさない手はない。決してサザエさん化はしてほしくないけども(笑)

次が読みたいと思う小説が出版されないことは多々ある。フランク・ティリエの新刊なんて首を長くしすぎて伸びきってしまったわ(笑)
そこそこは売れてほしいなぁ…

    

category: スパイ・冒険・ハードボイルド

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tag: 海外ミステリ  早川書房  文庫 
2017/05/17 Wed. 17:27 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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GWは、スペンサー de ダイエットを・・・ 

GWは後半にフレンチランチやら食事会やらが入っているだけ。GWが終わってからようやく旅行に行く。これからほぼ一週間近く連日飲んで食べる日が続くというわけだ。
デブ活もここに極まれり…
これはよろしくない事態なので、帳尻合わせのために真面目にジムに通っていた。
ほんの数日だけ(笑)

ジムでは専らエアロバイク派。平日は師匠と前場の株談義をし時間を潰しているが、その師匠もお留守なので、ロバート・B・パーカーの探偵スペンサー・シリーズが相棒というわけだ。
どの本も薄めの文庫一冊というボリュームなのでちょうどよい。
ただし、せっせと漕いでも消費カロリーは"豆腐一丁"とかそんなものなので、やらないよりは多少マシ程度のものだけども(苦笑)

   

スペンサー・シリーズは死ぬほど出ているので今更全部を読むつもりもないし、そこまでの余裕も体力もない(笑)そのうえ実をいうと、私はスペンサーという探偵にはあまり惹かれないのだ。
このシリーズが面白くないとは言わないし、菊池光さんの訳も大好きなのだが…

菊池訳といえば、賛否あるだろうが私はあの独特のカタカナ使いが好き。
"ピックルズ"って何か思えばピクルスのことだったりとか(笑)
それに、My name is Spenserを「私の名はスペンサーだ」でもなければ「私はスペンサーだ」でもなく、「スペンサーという者だ」としたセンスは流石。

というわけで、せっせとバイクを漕ぎつつ読んだのは、5月の読書会の課題本にもなっている「ゴッドウルフの行方」「約束の地」「初秋 」「晩秋」の4冊である。
読んだことがあったのはMWAを受賞した「約束の地」のみで、「ゴッドウルフの行方」をはじめ、傑作の誉れ高い「初秋 」「晩秋」も初読だ。

結論からいえば、「ゴッドウルフの行方」約束の地」<<<<「初秋 」「晩秋」の順に面白かった。
マニアには評価が高いという「ゴッドウルフの行方」は、私には何か味付けが足らない感がある。

ほんの数冊しか読んでない者が何をいうかと怒られそうだが、探偵スペンサー・シリーズの妙味は、会話の洒脱さにあると思う。
スペンサー・シリーズがハードボイルドか否かの議論は専門家に任せるが、この手の小説の例にもれずスペンサー・シリーズも一人称での語りだ。
しかし、大部分を占め物語を牽引するのは会話なのである。会話を成立させるには、それ相応の相手が必要だが「ゴッドウルフの行方」にはそれが欠けている。
つまりは、まだ恋人のスーザンが登場していない。これが大きい。

dscn0350.jpg 

また、スペンサーは私の好みからいうと少々健全にすぎる(笑)
絵に描いたようなアメリカン・マッチョで、そのくせ知的で、おしゃれで健啖家。料理上手なうえに、浮気はしない。しばしば女に誘惑されるが決して揺らぐことはない。健全な精神は健全な肉体に宿るを地でいって常に安定している。
サム・スペード、フィリップ・マーロウにはじまり、ローレンス・ブロックのマット・スカダーに比べても影の部分がない。
美しい恋人がおり、頼れるべき強い相棒がいて、私立探偵のくせに警官との仲が良好ときている。これはマーロウなどは見習いたいにちがいない。

どこが気にいらないのだ?と自分でも思うが、あの高須クリニックの院長がこんなことを言っていた。「人は、欠損に恋するものなのだ」と。

思うに、スペンサー・シリーズのファンの大半は男性なのではないだろうかと思うのだが、どうだろうか。ちょうど女性がハーレクインの美人の主人公を愛するのと似ている気がしなくもない。

「晩秋」を読むに、スペンサーが本来備えているべき影の部分は相棒?のホーク(黒人の元ボクサーでスペンサーとは旧知)が担っているのかなぁとも思う。
その意味でも、スペンサー・シリーズのレギュラーメンバー中、最も興味があるのはホークだったりする。シャンパン好きだしビール一辺倒のスペンサーよりお酒の好みも合いそう。

German Short-haired Pointer 

「初秋 」よりも「晩秋」が好きなのは、登場人物同士が時を経て、より”しっくり”きていること、よりウェットであることと、それに何よりパールという犬の存在ゆえである。
ええ、何者をも犬には勝てません。。。

というわけで、休日の我が家のランチは自称"スパゲティの大家"である彼にちなみパスタが続き、エロバイクでの消費を吹き飛ばしてしまう…とほほ

category: スパイ・冒険・ハードボイルド

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tag: 早川書房  文庫 
2017/05/04 Thu. 15:19 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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Gマン 宿命の銃弾 / スティーヴン・ハンター 

うれしい知らせが飛び込んできた。
ナダル、モンテカルロに続きバルセロナでV10!
自分の名前を冠したコートで"ラ・デシマ"達成となった。おめでとう〜〜〜
ナダルも30歳。この6月で31歳になる。19歳で全仏を制して10年以上もトップ選手であり続けているけど、怪我も多くここ数年は特に体力面の低下も顕著だった。
が、ここにきてのナダル完全復活!
全仏も絶対絶対優勝してほしいな。

と、テニス界はいまだフェデナダが君臨しているが、フィクションの世界も老兵健在。
今日の本題は、ボブ・リー・スワガー・シリーズの最新刊なのだ。

スワガーも好きなヒーローの一人。世の中には全く歳をとらず、「もうさすがに警官は定年なんじゃ?」という人もいる(苦笑)まるでサザエさんのように同じ日常を繰り返すだけの御仁もいるが、彼は現実に即してちゃんと20数年分の歳をとり、71歳になっている。

 Baby Face Nelson 

ボブは年寄りになった。そして自分に問いかける。これからなにをしたものか?
妻はスワガー家の男たちについて本を執筆したらどうかと提案する。ボブはいまひとつ乗り気ではなかたが、ともあれ、代々スナイパーの家系であるスワガーの男たちのなかで最も奇異で謎なのはボブの祖父チャールズだ。
ボブとその父アール同様戦争の英雄であり、帰還した後は地元ポーク群の保安官を務めたらしい。だが、彼にまつわる物語は不明瞭であり、ボブの父アールは決してチャールズのことを息子に語ろうとはしなかった。

そんな折、スワガー家の地所からチャールズの遺品と思しきものが発見された。それは極めて慎重に地中に隠してあった。コルト45と真っさらな千ドル紙幣、謎の地図、そしてFBIの前身である司法省捜査局のバッジだ。そのバッジは1934年のみ用いられた特別なもので、その年はジョン・デリンジャーベビーフェイス・ネルソンといった銀行強盗たちが相次いで狩られた。
チャールズはそのマンハントにどう関わっていたのだろう。ボブは祖父の謎に満ちた事績を追うのだが…

public_enemies32.jpg 

なにせスティーブン・ハンターであるから当然銃についての説明的描写には妥協がない。逆にいえば興味のないものにとっては、少々辛いページが続くことにもなる(苦笑)

しかし、舞台は世界恐慌のあおりを受けた禁酒法時代。それも1934年。
この時代がいい。映画「パブリック・エネミーズ」をご覧になった方は、その時なにが起こったかお分かりのことだろう。FBIの前身組織から、"Public Enemy No.1"と名指しされつつも、その鮮やかな手口と貧しいものからは何も奪わないことで大衆から人気を得ていたデリンジャー一味はこの年、相次いで銃弾に倒れ、最期をとげるのだ。
時代設定を知るにはあの映画を観るのがてっとりばやい。「撃たないでくれ!Gメン!」などの有名なセリフを知っているとより楽しめると思う。
が、本書が描かれたきっかけは、ハンターがこの映画が気に入らなかったからなのだそうだ(笑)
ま、ジョニーだし仕方ないか…

評判が良いので読んでみたのだが、予想通りの展開でこれといって意外性はなかった
もうこれしかスワガー・シリーズを描く手法がないのもよくわかるのだが、ボブが過去を探るというパターンも三度目だ。ちょっとマンネリかな?
物語の膨らみそのものも歴史それ自体を楽しむ上でも、「第三の銃弾」の方が出来が良いと思う。

一つだけ、なぜチャールズにサム・カウリーがいうところの「死の願望」があったのかという謎は興味深かった。あの時代と彼の性格からすれば、とても耐えられないことだったには想像に難くない。そのデリケートな部分にも今少し踏み込んでみても良かったのではないか。


    


    

category: ミステリ/エンタメ(海外)

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tag: 海外ミステリ  文庫 
2017/05/03 Wed. 13:51 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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謀略の都 1919年三部作1 / ロバート・ゴダード 

「地中の記憶 」は2週間もかかったというのに(笑)、本書「謀略の都1919年三部作 1」は1日で読み終えられる。年々集中力はなくなってきているが、興味には如実に比例する。それくらいのゴダード・ファン。

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ただ、惜しむらくは、講談社さんが電子版を出してくれないこと…
全く、何回アマゾンの「Kindle化リクエスト」のボタンを押したことか。
しかし一向にそれらしき気配はない。もうじき完結編も発売されるというのに。

ともあれ、電子版がない本なぞ、余程のことがない限り買うものかと堅く心に誓っているが、ゴダードはその余程のことだ。ゴダード作品には、基本ハズレがない。ややウェットなところも、それが美しい日本語で翻訳されているところも好きで、新刊がでればパブロフの犬のよろしく条件反射で買ってしまう。
しかも、本作はスパイ小説であり、トリロジー(三部作)仕立てだというではないか。これが"余程のこと"でなくしてなんだというのだ。
短い本ばかりが持て囃される昨今であるが、誰がなんと言おうと、わたしは堂々たる長編小説が好きなのだ。これは単品料理よりも、コース料理にありがたみを感じるのと似ている(ラーメンや焼き鳥とかも好きだけどね…笑)

というわけで、久々に紙の本を手にしたのだが、前述のとおりあっという間に読んでしまい、即座に第二部の「灰色の密命」をポチり、5月半ばに出るという第三部の「宿命の地」を予約注文までしてしまった!

eiffel1.jpg 

さて、本書の舞台は1919年のパリ。
パリは今もアブない旅行先となったが、1919年もそうだった。
第一次世界大戦が終わり、米、英、仏、伊、日の連合国の代表団がドイツに対し講和条約締結に向けた協議を行っていたが、この締結がなされるまでは、まだ戦時下だったのだ。

主人公は元英国陸軍航空隊のパイロット、ジェイムズ・マクステッド(マックス)。これが絵に書いたようなかっこいい主人公なのだ(笑)彼は、父親の地所を利用して軍時代の部下サムとともに航空学校を作ろうとしていた。
そんな折、マックスの父サー・ヘンリーがパリで急死する。
サー・ヘンリーは日本やロシアへの外交経験を持つ外交官で、英国代表団としてパリに派遣されていた。しかし、彼は宿舎から離れたモンマルトルのアパートの屋根の上から転落するという不審な死を遂げた。そのアパートには、美しい未亡人マダム・ドンブルーが住んでおり、彼女と男女の関係にあったサー・ヘンリーは足繁く通っていたらしい。
地元警察は事故として処理し、英国代表団やマックスの兄も体裁を考え、事を荒立てず、穏便に済ませようとする。しかし、マックスはそんな彼らの意向に逆らい、一人パリに残り真相を突き止めようと決心する。
そして、サー・ヘンリーが大金を集めるために外交上知り得た秘密を売ろうとしていたことを突き止めるのだが…

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帯には「第一次世界大戦の混沌を生きる スパイ小説」とあるが、はっきりってスパイ感はまだ薄い。
第一部ではまだマックスはスパイではないのだ。

翻訳者の方もおっしゃっていたが、物語自体の雰囲気は「ダウントン・アビー」に似ている。
「ダウントン・アビー」は第一次世界大戦前後の時代に翻弄される英国貴族を描いたテレビドラマであるが、時代設定もドンピシャ!
家柄はグランサム伯爵家ほどではないが、マックスの母、レディ・ウィニフレッド・マクステッドは、グランサム伯爵家の長女メアリーそのもの。マックス自身もサムとは今だ上官と部下の関係だ。当然、家柄の良いマックスが中尉で、5歳年長のサムが軍曹なのだが、それは二人の体格差でも歴然としている。英国人は体格とその話し言葉で属している階級がわかる。
もっとも、ジョン・ル・カレの詐欺師の父親は、あえて自分の田舎訛りを上流階級風のアクセントになおしたというが…
また、飛行機乗りがスパイとして活躍するというのは、フォーサイスの自伝「アウトサイダー 陰謀の中の人生」を思い出させる。言われてみれば、マックスの性格は"アウトサイダー"のフォーサイスそのものだ。

ただ、それだけではないのがゴダードなのである。
ゴダードといえば、過去の秘密。
第一部では、マックスはその扉の前に立ったばかりだが、今後、実際に起こった歴史的事件とサー・ヘンリーの本当の秘密は交錯していくはずだ。歴史の裏に蠢く多彩な登場人物も魅力のひとつ。マックスが生まれた土地「日本」も必ず登場するだろう。ゴダードは日本をどう描くのだろう?
そして、そこには、サー・ヘンリーだけではなくマックスの母の秘密や、思いもかけない形での「愛と裏切り」が待っているにちがいない。
マックスの冒険が今から楽しみだ。


 

    


    

   

category: スパイ・冒険・ハードボイルド

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tag: 海外ミステリ  文庫  英国 
2017/04/28 Fri. 11:54 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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