Reading For Pleasure

読書日記、ときどき食日記

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「このミス2013」の予想をしてみた。 

怪我をしてしまい、家から出られない!!!
40過ぎると治癒にも時間かかるのよ。これが…
なので「このミス」の予想をしてみた。

まずは国内篇
国内ものは最近殆ど読んでないので、正直よくわからん。
逆に何が面白いのか教えてもらいたいくらいで。
しかし今年はもう誰がみても、宮部みゆきと横山秀夫はどちらがNo.1という争いでしょ。新潮社VS文藝春秋ということで、「このミス」は『ソロモン〜』「文春ミステリ10」は『64』と見た。

1 『ソロモンの偽証 第I部 事件』『第II部 決意』『第III部 法廷』 宮部みゆき
作家の人柄が伝わってくるかのような良作だと思う。これも映像化されるんだろうけど、映画というより連ドラ向き。読みやすいのでボリュームは感じさせないが、ぶ厚く重いので通勤電車の中で読むには不向き。



2 『64(ロクヨン)』 横山秀夫
実は未読。けれど一番楽しみにしている作品。文藝春秋の連載小説だが、全面改稿したという気合いの入りよう。作者はこの作品のため精神的に不安定になり廃業の危機もあったのだとか。その甲斐あって、売れてるみたいだし、よかったよかった。



2位以下はよくわからないんだけど、このあたりかな。結局人気投票なのでメジャーな作品が強いんじゃないかと..。
『アルカトラズ幻想』 島田荘司
『楽園のカンヴァス』 原田マハ
『太陽は動かない』吉田修一
『地の底のヤマ』 西村 健

『禁断の魔術 ガリレオ8』 東野圭吾
『ラバー・ソウル』 井上 夢人

『写楽 閉じた国の幻』で復活を果たした感のある島荘御大。今年の作品ははどうなるでしょう?もう"本格”に拘らなくてもいいと思うのだけど、「本格宣言」の呪縛か、はたまた単に好きなのか...。

==============================================================================

続いては海外編 
こっちは結構読んでるんで、トップ10を挙げられる。

『解錠師』 スティーヴ・ハミルトン
国内篇は容易に想像がつくけど、海外編は激戦で予想が難しい。でもやっぱり今年はハミルトン。若年層から大人まで読んで面白い本だし、読後感もよい。この本が嫌いという人はいないだろうと言う気もする。





2 『わたしが眠りにつく前に』 SJ.ワトソン
英国大型新人の処女作にしてCWA受賞作。既に映画化も決定し、主演はニコール・キッドマン。ええ、内容的にはハミルトンに次ぐくらいの順位を与えられてしかるべき。でも多分トップ10には入らない。なぜかといえば、皆が知らないから敗因は大手じゃない版元に加えてハーレクインと見まごうばかりの装丁じゃないかと。これがニコールの帯でもついてたら書店での扱いも違ってきただろうに...。しかし敢えて2位に挙げてみた。だって本当に秀作なのよ。


3 『占領都市 TOKYO YEAR ZERO II』 デイヴィッド・ピース
題材はあの”帝銀事件”。インパクトでは間違いなく一番。ただ広義にもミステリーと言ってよいのか。インタビューを聞くと、作家自身はいわゆるジャンル小説のつもりは毛頭なく、版元としてはミステリーということで売りたいというジレンマが。結局その目論みは大当たりなわけだけど。玄人受けするので上位は確実。しかし実のところミステリーしか読まない類いの一般読者にはどうなんだろうか?


『アイ・コレクター』  セバスチャン・フィツェック
昨年の『犯罪』あたりからドイツミステリーがブレイク中。ノイハウスの『深い疵 』や、『濡れた魚 上 </a>下』 も評判がよいけれど、尖り具合といい、凝りに凝った構成といい、今年は断然フィツェックでしょう!ただし、これもクセが強いので好き嫌いが激しく分かれるかも。




5 『特捜部Q ―Pからのメッセージ―』  ユッシ・エーズラ・オールスン
北欧ミステリーの中では今年これが一番!Qシリーズ二作目の「キジ殺し」で滑りに滑ったローセのブラックユーモアも軽やかに復活。陰々滅々一辺倒の北欧ミステリーはきついものがあるが、この特捜部Qシリーズではそれがユーモアで中和されており、よいバランスで楽しめる。キジで挫折した方にもオススメ。





6  『バーニング・ワイヤー』 ジェフリー・ディーヴァー
ようやくのリンカーン・ライムシリーズ。実は未読なのだが、これはお正月の楽しみに。。。
ディーヴァー作品は『追撃の森 』も評判がよいが、やっぱり人気シリーズの本作品のほうが上位ランクインするのでは?





7 『無罪 INNOCENT』 スコット・トゥロー
これを読むには、『推定無罪』はもう20年前になるので、是が非でも再読しなくては、と思っていたらタイムリーに新装改訂されている。文藝春秋社社は商売上手よね。(『わたしが眠りに〜』の版権を文藝春秋が穫っていたら、ベストセラーになってただろうに...) 通好みだし、もっと上位にくるかな?





『罪悪』 フェルディナント・フォン・シーラッハ
う〜ん、個人的には去年の『犯罪』ほどのインパクトはなかったのだけど、トップ10には入ると思う。薄く読みやすいので、海外ミステリ初心者も手を出しやすいし。次は長編という声も聞こえきて、楽しみではあるけれど、シーラッハは短編でこそという気も。





9 『ファイアーウォール 上 』『 下 』 ヘニング・マンケル
このミス常連のマンケル。熱狂的固定ファンも多いし、ネームバリューだけでランクインしてきそう。けれど面白くないとは言わないけど、敢えて言わせていただくならワンパターンじゃね?BBCのドラマで観てるので、余計に新鮮味を感じないのかも...。



10 『湿地』 アーナルデュル・インドリダソン
不思議なくらいの玄人受けの良さは、ちょっとよくわかりません...。映画「Jar City」はよく出来てて面白かったけど、本で読んだら正直...。なぜかといえば、このミステリーはアイスランドの特異性が鍵なのに、インドリダソンは外国で読まれることを全く意識しておらず、我々のアイスランドに対する知識も乏しい、ということに尽きるのだと思う。もうちょい翻訳にも工夫があれば。


『わたしが眠りにつく前に 』以外は、概ねここに挙げたものはランクインしてくるのではないかな?
近年「このミス」は版元のパブリシティ化しているきらいもあるので、面白さイコール順位というわけでもないところが味噌。
あと一枠は、メジャー所のキャロル・オコンネルのシリーズもの『吊るされた女』 か、SJ.ボルトンのMWA受賞作『毒の目覚め 上 下 』というところでしょうか。


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category: 雑談その他

thread: 読んだ本。 - janre: 本・雑誌

tag: このミス 
2012/11/15 Thu. 08:42 [edit]   TB: 0 | CM: 6

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この記事に対するコメント

<国内>
01 64
02 ソロモンの偽証
03 機龍警察 暗黒市場
04 幽女の如き怨むもの
05 地の底のヤマ
06 楽園のカンヴァス
07 カラマーゾフの妹
08 キングを探せ
09 奇面館の殺人
10 盤上の夜
11 屍者の帝国
12 双頭のバビロン
13 ラバー・ソウル
13 謎の謎その他の謎
13 猫間地獄のわらべ歌
16 パラダイス・ロスト
17 残穢
18 或るろくでなしの死
19 夜の国のクーパー
20 泡坂妻夫引退公演

速報 #- | URL | 2012/12/06 Thu. 23:22 * edit *

<国内>
01.ソロモンの偽証
02.64
03.太陽は動かない
04.機龍警察 暗黒市場
05.キングを探せ
06.パラダイス・ロスト
07.ナミヤ雑貨店の奇蹟
08.ラバー・ソウル
09.147ヘルツ法医昆虫学捜査官
10.アルカトラズ幻想

通りすがり #- | URL | 2012/12/01 Sat. 01:29 * edit *

Re: nao師匠の2012(3)ミステリ・ベスト10!

naoさんのベスト1は、シーラッハの『罪悪』ですか!
私はこれ、『犯罪』の時ほどのインパクト感じなかったんですよねぇ...。
でも、絶対トップ10には入りますよね。

『アイ・コレクター』と『極北』がBというのは納得だけど、
『アイアンハウス』と『湿地』と『解錠師』がCかぁ。

『極北』と『シャンタラム』は私は別格ですが、おそらくミステリーとして認知されないだろうということで、「このミス」候補からは外しました。
横浜読書会で超〜駄作のレッテルを貼られている『アイアンハウス』も、もしかしたらランクインするかもしれませんね。

『わたしが眠りに〜』は、私は脳内でアカデミー出版も真っ青の”超訳”しちゃったのかなぁ?(笑)
叙情的で美しかったし、これで新人!sugeeeeeeee !!!!っていう印象しか残ってないんですよ。
日本語版で読んだらまた違うのかも。

本当にこんな時こそ積読本を読め!ですよね。
なのに、なんだかその気もおきず、「24」をseason2まで観て飽きちゃったという...
早くジムに行けるようになりたいし、その前に歩けるようになりたいです(笑)

それにしても「64」が来週?!
なんという羨ましい図書館環境!

Spenth@ #- | URL | 2012/11/15 Thu. 23:25 * edit *

Re:

アラフォーおやじさん、こんばんは。

私は全然たいしたことないんですよ。ふくらはぎの肉離れだし(笑)
ただ、当分ジムはおろか、歩けないだけで。

> こちらも、愛犬が病に伏してまして、ル・カレの新刊買ったんだけど
> 何だか読書する気になれませんは

ああ、それはご心配ですね。
犬は「ここが痛いとか、気分がどうだ」とか言えないからなおさらですよね。
私もかつて犬の看病してた時、代われるものなら代わってやりたいと思ってました。

早く、元気になりますように。

Spenth@ #- | URL | 2012/11/15 Thu. 23:04 * edit *

Spenth@師匠の2012(3)ミステリ・ベスト10!


ナルホド・・こういう風な並びになりましたか・・
(しかしもうそんな時期になったのですなぁ・・ふう)。
師匠に教えてもらって自分の読んだ本・・以下の順(クラス分け)。

A たいへんよくできました!
  『罪悪』
B よくできました
  『アイ・コレクター』『極北』
C がんばりました
  『解錠師』『湿地』『特捜部Q Pからの・・』
  『わたしが眠りにつく前に』(ああ・・師匠ゴメンね)。
  『アイアン・ハウス』
D がんばりましょう
  『毒の目覚め』他いろいろ・・
E もっとがんばりましょう
  『ダークサイド』(レッドカード!)
<未読・・『TYZⅡ』(読みたい!)『無罪』(年内には)
      『バーニング・ワイヤー』(来年)『ファイアー・ウォール』(ん・・?)>

日本のミステリで読みたいのは『ソロモンの偽証』『64』(両作未読)だけ。
他は興味なし(失礼)。『64』来週読めるかも・・。

さて・・ここで問題になるのは『わたしが眠りに・・』の扱いですが、
Spenth@さんは原書で読まれたから、直截に作品の臨場感を、
その緊迫感の生々しさを味わうことが出来たのではないでしょうか?
そのため師匠と翻訳文を読んだ自分との間で、
このような評価の開きが生じたのでは?

Spenth@さん・・元気ない様子。
こういう動きの取れない時、ヒトはミステリなど読むのでしょうが・・。
ゆっくり(・・してもいられないかな)治してください!
ではまた!

nao #6gL8X1vM | URL | 2012/11/15 Thu. 19:32 * edit *

怪我は大丈夫ですか?

確かに40過ぎるとね・・・安静にしたほうがいいですね
こちらも、愛犬が病に伏してまして、ル・カレの新刊買ったんだけど
何だか読書する気になれませんは
心身ともに健康でないとね

アラフォーおやじ #- | URL | 2012/11/15 Thu. 18:46 * edit *

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