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読書日記、ときどき食日記

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本年度 私のこのミス10! 

ミステリーランキングの季節。
そろそろヨコミスも提出しなくては…というので
じゃ〜〜ん!今年のベスト10を選んでみた。
あ、ヨコミスは誰でも参加できるお遊び企画ですので、よろしければ是非是非。
こちらのサイトからどうぞ。

1位  ハリー・クバート事件(上下)
ジョエル・ディケール (著), 橘 明美 (翻訳)
東京創元社 (2014/7/30)

「登場人物たちにもう会えないかと思うと少し寂しさを感じ、もっと読んでいたかったと思うような本」
これは作中、主人公のマーカスの師であるハリーの言葉なのであるが、本書はまさにそういう本だと思う。
あとね、関係ないけど、ジョエル・ディケールって超イケメンなんですよ。




2位 ゴーストマン 時限紙幣
ロジャー ホッブズ (著), 田口 俊樹 (翻訳)
文藝春秋 (2014/8/8)

渇望していたタイミングで登場したダークヒーローもの。好き嫌いははっきりしているだろうが、私は大好き。
銀行強盗の蘊蓄といい、描かないことによって後を引かせるテクニックといい、本当に24歳で書いたの?と思ってしまう。
クアラルンプールの件には果たしてもう一段底があるのか?レベッカはアンジェラだったのか?今からもう次作が楽しみ!



3位 その女アレックス
ピエール ルメートル (著), 橘 明美 (翻訳)
文藝春秋 (2014/9/2)

読むに連れてアレックスに対して抱くイメージと感情がガラリと変わる。我々はいかに先入観に支配されていることか…。
人物造形もまたいい。低身長のカミーユ警部、その部下で金持ちで洒落ものルイとケチを地でいくアルマン。悲惨極まりない物語だが、彼らのキャラがほのぼのとした温かみを添えている。
ボリュームのあるものが多い中、文庫本一冊というコンパクトさもいいと思う。


4位 NOS4A2-ノスフェラトゥ-
ジョー ヒル (著), 白石 朗 (翻訳)
小学館 (2014/5/8)

人間はいつだって"幻想を現実のものに造り変えることができる"ということを信じさせてくれる本。後半に向かって盛り上がっていく様は、さすがは親子、キングを彷彿とさせる。
ダークファンタジーで片付けてしまうこはできないほどの読み応えもGood。





5位 ピルグリム
テリー・ヘイズ (著),
山中 朝晶 (翻訳)

今まさにここにある危機と言った感じ。著者は映画業界の人ということもあり、いい意味でも悪い意味でもハリウッド的。
全三冊とボリュームがあるように思えるけど、読みやすいのでサクサク読めますよ。



6位 後妻業
黒川博行(著)
文藝春秋 (2014/8/29)

直木賞受賞後の第一作。木嶋香苗の事件を下敷きに描いたということなのだが、本書の内容は、なんと今散々テレビで報じられている夫7人が全て死亡しているという関西の女の事件そのもの…!





7位 ラバーネッカー
ベリンダ バウアー (著), 満園 真木 (翻訳)
小学館 (2014/6/6)

アスペルガー症候群の少年パトリックが主人公のスリラー。"普通ではない"パトリックに読者を共鳴させる筆力はとにかくすごい。
個人的にはゴールドダガーを撮ったデビュー作の『ブラックランズ』よりこちらのほうが読み応えがあると思う。




8位 第三の銃弾 スティーヴン・ハンター (著), 公手 成幸 (翻訳)
扶桑社 (2013/11/30)

『極大射程』と対をなす作品。
JFK暗殺をあつかったものでもあるが、銃器の専門家ハンターならではの視点も面白かった。




9位 タックスヘイヴン TAX HAVEN橘玲(著)
幻冬舎 (2014/4/10)

『 マネーロンダリング』『永遠の旅行者』に続く金融ミステリの第三弾。
ドラマ「CSI」に鑑識の手続き的面白さがあるのと同様、本書には国際金融、殊にマネーロンダリングのからくりを知るという面白さがあるが、ミステリとしての醍醐味も。傑作エンタメ。



10位 ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密
トマス・H. クック (著), 駒月 雅子 (翻訳)
早川書房 (2014/2/7)

ジュリアンの著作のタイトルの章立てという凝った造り。終賞の仕掛けには驚くこと間違いなし。
それでいてこの文学性。ジュリアンの秘密を探る旅は、さながら人間の闇の深淵にまで潜っていくかのよう。





上記のマイベスト10はそのなかで2013/11〜2014/10/31までに刊行された本のなかから選んだ。
う〜〜 フィリップ・カーの『静かなる炎』 もナチものの沈黙を破る者もよかったんだけどなぁ…。

ちなみに、今年読んだミステリは国内海外含めておおよそで60冊くらい。(再読は含まず)
概してエンタメが多めだったかな。
☆は面白かったという本で、×は残念ながら好みではなかったという本。

☆ 『暗殺者の復讐』 マーク・グリーニー
『ザ・バット 神話の殺人』 ジョー・ネスボ
『カルニヴィア2 誘拐』 ジョナサン・ホルト
『裁きの鐘は』(上下) ジェフリー・アーチャー
×××    『ドールマン』(上下) テイラー・スティーブンス
『ウール』 (上下)ヒュー・ハウイー
☆☆☆☆☆ 『その女アレックス』 ピエール・ルメートル
『妻の沈黙』 ASA ハリソン
☆☆☆☆ 『ピルグリム』 (三部作)テリー・ヘイズ
☆☆☆  『後妻業』 黒川博行
☆ 『暗礁』 (上下)黒川博行
☆☆   『神の子』(上下)薬丸岳
☆ 『生誕祭』(上下) 馳星周
☆ 『復活祭』 馳星周
☆ 『闇に浮かぶ絵』(上下) ロバート・ゴダード
×××    『闇に香る嘘』 下村敦史
『コンプリケーション』 アイザック・アダムスン
☆ 『ブラック・フライデー』 マイケル・シアーズ
☆ 『秘密資産』 マイケル・シアーズ
『密室の王』 カーラ・ノートン
☆☆☆☆☆ 『ハリー・クバート事件』(上下) ジョエル・ディケール
☆ 『アンダルシアの友』 アレクサンデル・セーデルベリ
☆☆☆☆☆ 『ゴーストマン 時限紙幣』 ロジャー・ホッブス
× 『約束の道』 ワイリー・キャッシュ
☆☆  『沈黙を破る者』 メヒティルト・ボルマン
☆ 『特捜部Q 知りすぎたマルコ』 ユッシ・エーズラ・オールスン
☆ 『破門』 黒川博行
☆ 『ネルーダ事件』 ロベルト・アンプレロ
   『招かざる客たちのビュッフェ』 クリスチアナ・ブラント
『血の裁き』(上下) ロバート・ゴダード
『逆さの骨』  ジム・ケリー
☆☆☆ 『NOS4A2 ノスフェラトゥ』(上下) ジョー・ヒル
『駄作』 ジェシー・ケラーマン
☆☆ 『血の咆哮』 ウイリアム・K・クルーガー
『希望の記憶』 ウイリアム・K・クルーガー
『闇の記憶』 ウイリアム・K・クルーガー
☆☆ 『ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密』 トマス・H・クック
☆☆☆  『タックス・ヘイヴン』 橘玲
☆ 『監視対象 警部補マルコム・フォックス』 イアン・ランキン
☆☆ 『ラバーネッカー』 ベリンダ・バウアー
『地球最後の刑事』 ベン・H・ウィンタース
☆ 『ウィンブルドン』 ラッセル・ブラッドン
☆☆ 『パインズ』 ブレイク・クランチ
『失踪者たちの画家』 ポール・ラファージ
『黒のクイーン』 アンドレアス・グルーバー
×× 『インスブルック葬送曲』 レーナ・アヴィンツィーニ
×××× 『ナイン・ドラゴンズ』(上下) マイクル・コナリー
『狼の王子』 クリスチャン・モルク
☆☆ 『静かなる炎』 フィリップ・カー
☆ 『誰よりも狙われた男』 ジョン・ル・カレ
    『カンパニー・マン』(上下) ロバート・ジャクソン・ベネット
『チョコチップ・クッキーは見ていた』 ジョアン・フルーク
☆☆☆☆☆『11/22/63 』スティーヴン・キング
☆☆☆ 『第三の銃弾』(上下) スティーヴン・ハンター
『古書店主』 マーク・プレイヤー
☆ 『ハンティング』 ベリンダ・バウアー

(2013/11/1〜2014/1/1)
☆☆☆ カルニヴィア1 禁忌 ジョナサン・ホルト
☆☆  燃える男 AJ・クィネル
☆☆☆ シスターズ・ブラザーズ パトリック・デウィット
☆☆ インフェルノ ダン・ブラウン
死もまた我等なり(上下) ジェフリー・アーチャー
暗殺者の鎮魂 マーク・グリーニー
跡形なく沈む D・M・ディヴァイン
☆☆☆☆☆ 三秒間の死角(上下) アンディッシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム
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category: ミステリ/エンタメ(海外)

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2014/11/20 Thu. 17:15 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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