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読書日記、ときどき食日記

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さよなら、シリアルキラー / バリー・ライガ 

バブりん全仏優勝おめ〜!!!!!!
ヨネックス大勝利!
一発屋と言われていたのに、バブりん、GS2勝目。やだぁ、マレーさんに並んだやん。
20150607 french open

それにしてもジョコはつくづく全仏に嫌われているというか…
なにか危ない薬でもやってるのかと思うほど確変したのが2011年、その時はキレキレのフェデラーの前に破れ去り、以降ずっとナダルの前に屈してきた。泥試合も塩試合もあったなぁ…。
そして今度こそはと、万全に仕上げてきたのに、まさかバブリンカに油揚げをさらわれちゃうとは…
ジョコビッチは全仏とオリンピック金は穫れない運命なのかも…。

さて、本書もまた運命と闘う少年の物語。ミステリーというよりはYAであり、著者が漫画業界に身を置いていたということもあり多分に漫画的。主人公の心情なども吹き出しのごとく全て書いてあり、漫画のようにパラパラさくさく読める。
IMG_1808.jpg


…で、その主人公の少年"ジャズ”ことジャスパー・デントはどんな運命と闘っているのかと、彼の父親は21年間で100人以上もの殺人を犯した21世紀最悪と言われるシリアル・キラー、ビリー・デントなのだ。ジャズは、父が逮捕されたその日まで”シリアル・キラーとしての英才教育”を受けて育ったのだった。父の逮捕後は、生まれ育った田舎町ロボズ・ノットで頭が狂っているとしかいいようのない祖母とともに暮らしている。
そんなジャズは、ロボズ・ノットで発見された遺体の指が切り取られ持ち去られていることから、これは連続殺人だと確信する。持ち去られた指は戦利品なのだ。そして、必ず第二、第三の殺人は起こる。英才教育を受けた彼には犯人の考えがよくわかるのだ。ジャズは保安官にそれを訴えるが、取り合ってもらえない。
保安官は、何を隠そうジャズの父を逮捕した張本人なのだが、彼はこの小さな街でジャズが再び不本意な注目を浴びてしまうことを懸念していた。
だが、ジャズの予想の通り次々に遺体が見つかるのだった。そして、そのどれもが指を切り取られていた。ジャズは、ビリー仕込みの殺人者の心理を分析し、それを使って犯人を突止めようとするのだが…
barry lyga
※マフィンに乗っているモノに注目!


一体犯人は誰なのかはもちろんなのだが、本書の面白さは、ジャズの複雑な内面にある。
よく人は遺伝と環境それぞれの影響を受けるというが、彼の場合正真正銘の捕食者の血を引き、その英才教育まで受けているのだ。この呪われた生い立ちのせいで、いつか彼自身も父親のような殺人鬼になるのではないかと他人は思っているし、彼自身もそれは間違っていないと思っている。時に、肉を切り裂く感覚がどれほどうっとりするのかを想像したりもすることもあるのだ。
だが、ともすれば父の側に堕ちてしまいそうになるジャズを繋ぎ止めてくれているのは、親友のハウイーと彼女のコニーの存在だ。血友病A患者のハウイーは、ほんの少しのことで出血死してしまうほど弱いが、彼だけは父親が逮捕された後も変わらず親友でいてくれる。
そしてコニーは…父親の被害者の殆どは女性で、ジャズ自身も自分を恐れていたが、コニーだけは絶対に大丈夫だという思いにすがってもいる。
ジャズの血と生い立ちをめぐる闘いの行方は果たしてどうなるのか?そして、この連続殺人事件の犯人は…?
そりゃYAなんだから、絶対ジャズがダークサイドに堕ちるわけないし、犯人だって捕まるんでしょ?というそこのアナタ!
そんなに物事は単純ではないのですよ。そう、そう、だからナダルの順位が10位に転落したからって、即ナダル終了というわけでは決してない!!!!!
ここから、21世紀最悪のシリアルキラーの存在が俄然クローズアップされてくるのだ。
そして、本書は三部作の第一作目。ジャズの闘いはまだまだ先が長い。そして面白さもこれからが本番だという気がする。冒頭ミステリーというよりはYAと言ったが、実は、最後にどんでん返しとかあったりしてね…。





さよなら、シリアルキラー (創元推理文庫)

バリー・ライガ (著), 満園真木 (翻訳)
東京創元社 (2015/5/11)


Kindle版はこちら→さよなら、シリアルキラー


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category: ミステリ/エンタメ(海外)

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2015/06/08 Mon. 15:57 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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