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読書日記、ときどき食日記

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第二進化 / A・G・リドル 

錦織効果でNHKがテニスを放映するようになり、ジムでも最近テニス話が通じるようになった。
でもね、おじさん、、、
「ジェイコブ」じゃなくて、「ジョコビッチ」だってば・・・(笑)


と、それはさておき、私はオカルトとか超常現象の類が結構好きなのである。当然、シュメール人宇宙人説やらアトランティス人やら、いわゆる雑誌"ムー"的なことも大好きだ。
本書はまさにそういうオタクな人向けのエンタメである。
Kindleで自費出版したものが、口コミで広がっていき、今では1万件を超えるレビューがついているほどだという。

sumerian.jpg 

タイトルの「第二進化」というのは、文字通り、人類の”第二の進化”を意味している。
私たちの祖先、現生人類に第一の進化が起きたのは、約5万年〜6万年前のことだ。私たちは、その時、突如として”賢くなった”のだ。そのとき、トバ火山の噴火で、現生人類は破壊的なダメージを受けたが、壊滅的な数の減少は逆に”ボトルネック効果”をもたらしたと考えられているという。生き残った少数のなかから突然変異体が生まれ、突然変異体同士で繁殖する可能性が高まったことで、今のような進化した知能を獲得したと言われている。

物語は、この"トバ・カスタロフ理論"を軸に、南極で発見されたアトランティスの遺跡とナチの潜水艦、世界的テロ組織の陰謀が絡み合いつつ進んでいく。

主人公は、ケイト・ターナーという遺伝子研究者と、元CIAで対テロ組織のジャカルタ支局長、ディヴィッドの二人だ。
デイヴィッドは、超巨大テロ組織イマリ・インターナショナルが、「トバ計画」という暗号名で呼ばれるテロ計画の存在を掴む。情報提供者によれば、その目的は地球の人口を大幅に減らそうとするものだった…
一方、ケイトが義父とともにジャカルタで自閉症の子供の治験を行った施設が何者かに襲撃され、子供が二人連れ去られてしまう。
イマリの動きを注視していたディヴィッドは、ケイトを窮地から救いだす。ケイトの研究こそが「トバ計画」の鍵なのだ。
イマリは、人口を劇的に減らし、ボトルネック効果で「第二の大進化」を起こそうとしているが、人類の大躍進は、主に脳の神経回路で起こった変化だ。その神経回路の変化は、実は今現在も進行しており、先進国では自閉症スペクトラム障害の割合が爆発的に増えている。
そして、連れ去られた二人の自閉症児は、ケイトが施した治療によって天才的な知能の発達を見せていたのだった。
二人は、トバ計画を阻止するべく、イマリの研究所に潜入するのだが…
atlantis-crop.jpg 

昨年映画化され話題になった「火星の人」(映画はオデッセイ)もそうだが、もはや「大作家さま」の時代ではない。これもまた、ハリウッド受けしそうだけど、お金がかかりそう!

日本の本でいうと、ちょっとだけ高野和明の「ジェノサイド」に似ているかも。しかし、それよりも、もう少しスケールが大きく、より複雑で、科学的にも理論武装されていて、陰謀論的でもある。
ちょっと後半は「荒唐無稽さ」が加速するけど(笑)続編も楽しみ。
特に日本の翻訳ミステリ愛好家さんの多くは、とにかく「本格ありき」だが、この手のものももっと読まれるようになってほしいなぁ。

しかし、これ、上下巻にする必要ってあったのかな???
私はKindleで読んだので、文庫のボリュームがわからないのだけど、一冊、200ページって微妙なの厚さ……
ちなみに、当初は三部作の予定だったらしいが、どうも4巻に突入しているらしい。道のりは長そうだけど、忘れないうちにテンポよく出してほしいです。

 
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category: SF ファンタジー

thread: 最近読んだ本 - janre: 本・雑誌

tag: 海外ミステリ  早川書房  文庫  SF 
2016/05/17 Tue. 00:17 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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