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読書日記、ときどき食日記

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人類再生戦線 / A・G・リドル 

連日メダルラッシュのリオ・オリンピック。
競泳の男子800m自由形リレーと体操では感動をもらった!
「(松田)丈志さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない!」とかドラマよりドラマなセリフや〜ん。しかも有言実行!
内村君なんて、団体では6種目フルでこなした上に、個人総合でも堂々の金だもんね。
チームメイト一人一人の頑張りがすごかった。
おめでとうございます。そしてありがとう!



ところで、ニュースの度に、何度も何度も繰り返し放映される素晴らしいパフォーマンスの合間を縫って読んだのが、本書「人類再生戦線」なのだ。「第二進化」に続く、アトランティス・ジーン・シリーズの第二弾なのである。
・・・んだけど、その「第二進化」をすっかり丸っと忘れていたので、思い出すのに少し時間がかかってしまった。最近は九九すらもヤバイ私…(汗)


本書は、かのオカルト・ミステリ雑誌「ムー」の愛好家ならお馴染み、"人類は宇宙人によって創られた説"をベースにしたSFである。
↓こういうヤツね。

どうでもいい人にとってはどうでもいいだろうけど、私は結構この手のものが好き。
人間のDNAの97パーセントが地球外生物の遺伝子コードであるとか、古代の遺跡になぜか宇宙船らしき絵が描かれているとか聞くと、想像も膨らむというもの。だからこういう小説もわりと好きなのだ。
バカバカしいと切り捨てるのは簡単だが、それはもったいない。
この小説の作者のようにこの手のオタクというのが、結構細かく調査も行い、理論武装もしているので、それに乗っかって「ロマン」を感じるほうが楽しい。

さて、本書は「第二進化」の続編なので、前提として一作目を読んでいることが前提となるのだが、簡単にあらましを説明しておくと、主人公は遺伝子学者のケイトと、元CIAのデイヴィッドの二人。
デイヴィッドは巨大テロ組織イマリ・インターナショナルが地球の人口を大幅に減らそうとする「トバ計画」の情報を掴む。イマリは劇的に人口が減ることによるボトルネック効果で、人類に「第二の進化」をもたらそうと目論んでいた。
その計画の鍵となるのがケイトの研究で、そのためケイトはイマリに狙われていたのだ。彼女は危ういところをディヴィッドに助けられる。イマリの計画を阻止しようと二人はイマリの研究所に潜入するが、そこで「ベル」と呼ばれる装置を見つける。それは、人々に疫病を発生させる装置だったのだ…

本書「人類再生戦線」では、その疫病が世界中に広がり人類は絶滅の危機にある。しかし、中にはその疫病を生き残る人もいた。イマリはその疫病を息抜き進化を遂げることができた人間で、軍隊を作ろうとしていたのだ。イマリを率いるのはドリアンだったが、彼の中にはアトランティス人兵士のアレスが宿っていた…
各国は疫病を抑え込むための新薬オーキッドを開発したが、その効果は日増しに薄れる一方。疫病は変異し、死者は増加していく。疫病に耐性のあるケイトと、アトランティス人の”チューブ”によって蘇ったデイヴィッドは、対策を練るが、次第にケイトの心の中にアトランティス人科学者の記憶が蘇ってくるのだった…
plague.jpg 

とまぁ、、、、まぁあらすじだけなぞると、荒唐無稽…(笑)
しかし、笑ってばかりはいられないところも多々あるのだ。

人類は確かに、"ある時爆発的に"進化を遂げたのだ。脳が発達し、道具や言語を操るようになった。
そして、歴史を知る手立てとしては、言語、物語、遺物などがあるが、神話に関しては各文化に共通で、人間には"二人の始祖"が存在している。インドではマヌとヤマ、ゲルマンにはマンヌスとユミル、古代ローマ人にはロムルスとレムス、古代ヘブライ人にはカインとアベル…
他に共通するのは、大洪水の話と、壮大な戦いの末に悪の存在を倒すというものだという。
また、ペストや黒死病といった疫病がもたらした世界の見方も大変興味深かった。疫病の流行は、強大な帝国の終焉させ、蛮族の優勢をもたらしたというのだ。
単なるキワもの話ではなく、このような”事実”がうまく物語に取り入れられていて、知的好奇心を満足させてくれる。

さすがは個人出版からスタートして、今やアマゾンレビュー(米国)が4000を超える人気小説になっただけのことはあると思うわ。CBSによる映像化の話も進んでいるそうだ。

一旦フィニッシュした感もあるのだが、三作目も近日刊行予定なのだとか。
如何せん、すぐ忘れてしまうので、なるべく早くお願いします〜!




  


  
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category: SF ファンタジー

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tag: 早川書房  文庫  SF 
2016/08/11 Thu. 21:12 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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