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読書日記、ときどき食日記

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「熊と踊れ」読書会  

先日は、久々の横浜翻訳ミステリー読書会に参加してきた。
課題本は、北欧の犯罪小説「熊と踊れ」

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横浜読書会のメンバー向きではないな、と予想していた通り、やはり評判は芳しくなく、、、
針の筵に座らされているようでございました・・・(苦笑)


それでも、全体の平均得点は5.9点だったらしい。
ネガティブオーラ全開のあの雰囲気では言えないですよ。
わたしの今年のベスト10に入ってるなんて!!!
(でも「このミス」とかにも入ってくるんじゃないかなぁと思うけどなぁ…ボソボソ)

聞くところによると、事前のツィッターでも悪評の嵐だったそうだ。
確かに、前作のようなエンタメ性もないし、パズラーには厳しいかも。


26人と参加者も多かったので、4グループに分けてのグループワーク。
私たちのグループ内の平均点は6点だった。

まずは、ネガティブな意見から
*犯罪小説としても家族小説としても中途半端で、立ち位置がよくわからない
*謎がまったくないので、読むモチベーションが皆無
*安易に展開が想像できるので読むのが苦痛だった

*レオが銀行強盗をやる理由が不明
*レオが父親に拘泥する理由が不明
*中二病みたいなレオに、全く共感できなかった
*三兄弟のキャラの書き分けができてない (描写力がない)
*兄弟、兄弟とやたらウザい (兄弟なんかどうでもいい)

*作中でよく使われていた表現の「過剰な暴力」という言葉がピンとこない

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お土産ありがとうございました〜!


実際に犯罪を犯した加害者家族にインタビューして書いているせいか、少し遠慮がちに書いているきらいはあるかな。確かに「死刑囚」ほどのエグさもなければ、「三秒間の死角」のエンタメ性もない。
アンネリーがキノコ狩りを装って偵察にいき、ミスを犯した時点で、レオはアンネリーを殺すくらいであって欲しかったという声もあった。愚かなヤスペルを殺さなかったことも物足りなかったという。

でも、そうなると、、、レオ、完全にサイコパスやん・・・
レオたち兄弟には「人を殺すことは避けたい」という良心はある。レオたちの父、イヴァンは、暴力的なダメ親父だったが、一応の父親としての愛情もあったと思うのだ。実際、息子たちに手を挙げることもなかった。
ネグレクトされたり、性的虐待を受けた経験のあるジェフリー・ダーマーなんかよりは、全然マシ。イヴァンがレオに殴り方のトレーニングをしたのは、自分自身のメンツのためもあるだろうが、息子へ愛情を持っているからでもあると思う。
レオと同じような崩壊家庭に育った人は意外と多いのじゃないだろうか。彼らは理解も同情もされにくい。

逆に、その(完全な悪とは言い切れない)中途半端な立ち位置だったからこそ、救いがあった、という方もいた。Kさんのこの意見を聞いて、ちょっと私自身が救われたかも〜(笑)
フェリックスもヴィンセントも、自分がもう少しで人を殺めそうになることに腹を立て、心を痛める。
エンタメとしての過激性を求める人もいるだろうが、逆にそれに安心したという方もいるのだ。
私も最近は、過激な描写やエグさが売り物の物語が辛くなってきているので、最後のところで踏みとどまることができるといことに胸をなでおろしたクチ…

レオを残虐な殺人者として描くのであれば、イヴァンは幼いレオたち兄弟にも手をあげるような父親でなければならなかっただろうし、もっと決定的な何かを書かなければならない必要があっただろう。そこまで物語を作り込んでしまったら、当然、トゥンベリ氏は共著に名を連ねることもなかったとも思う。
まぁ、それはエンタメ性を求める読者には全く関係ない事情ではあるが。

兄弟の書き分けについては賛否両論。フェリックスとヴィンセントの区別がつかないし、どちらか一方だけでも良かったのでは?という意見も。また、ジャック・カーリーのシリーズの兄弟と比べると、書き方が甘いという方もいた。

レオの動機は私も謎だったし、イヴァンへの執着も、理解できないことはないが納得はしかねる。
グループ唯一の男子に一応は聞いてはみたが、ま、人それぞれなので・・・
「過剰な暴力」という表現についても、確かにちょっとニュアンスが違うかなぁという気がした。


その他の(数少ない)ポジティブ意見は、、、
後半のテンポがいい
*エンタメ性の背後に重厚なテーマがある (←エンタメ性なんてあったっけ???)
*ベタだが、ヴィンセントとレオが「愛してるよ」と言い合うところが好き
*加害者の家族の視点(トゥンベリ氏)というのが新鮮だった


だんだんトシをとり、見聞きすることも増えると、「蛙の子は蛙」という類のことは、ある種真実なのだということを実感するようになる。こういうと、大批判を浴びそうだけど・・・
親がダメで生育環境が悪くとも立派に育った人がいるのも事実だが、その影には、多くの「不幸を継承してしまった人」がいるのもまた事実。彼らは、レオ同様、理解も同情もされない。
限りなくノンフクションに近いフィクションというグレーポジションではあるけれど、私個人としては、それがゆえに逆に考えさせてしまう本だったかな。


ただ、やはりパズラーの方々には、壁投げ本だったみたいで・・・
上下巻で2,000円以上もしたのに、本当にスミマセン・・・

あ、あとカールストレムさんのグルメネタには、誰も乗ってくれなかったです…(涙)



続いて、皆で懇親会会場となっているスペインバルへ。

まずはカンパ〜イ!
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ワインも飲み放題
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なにせ、野菜がお高いので、
ビタミンCを補給して、、、
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12月の鍋会までには安くなりますように!!!


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ずっ〜っとカールストレムさんのトリュフのラビオリが頭に残っていたので、
別オーダーで、トリュフ入りオムライスを追加した。
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しかも、カメさんにこの代金を立て替えてもらってるままだったりして・・・(笑) 
今度お支払いしますね〜〜 

 しかし、トリュフはいずこや?



    




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category: 読書会

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tag: 海外ミステリ  早川書房  読書会  文庫 
2016/11/06 Sun. 21:00 [edit]   TB: 0 | CM: 0

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